事業のこと
○採卵養鶏事業
・飼養部門
採卵種の白色鶏と褐色鶏を、大規模な設備で飼養しています。
孵化場で孵化したひよこを仕入れ、育成舎で4か月間飼養、その後成鶏舎に移動しておよそ14~15か月間飼養し、自動化した設備で白卵と赤卵を採取しています。
飼養期間中は、特別に設計された配合飼料を給与し、日々の採取データに基づいて健康管理を行いながら、高い品質のたまごを市場に供給しています。
・鶏卵生産部門(GPセンター)
成鶏舎からコンベアで運ばれてくる産まれたてのたまごに、洗浄→殺菌→乾燥→計量→選別→包装の工程を施し、一年中休まず、新鮮そのままの製品を製造出荷しています。
自動洗卵選別機は、人の手を極力排し、一時間に40,000個の処理ができるコンピューター制御の装置。
異常なたまごを検知する検査装置も装備し、安定した品質のたまごを皆さまの食卓へお届けしてします。
スーパーや飲食店、加工工場への納入、都市圏への出荷、また香港への輸出も行っています。
○肉用牛肥育事業
畜産の多角経営の一環として、黒毛和牛の肥育を北広島町大朝で行っています。
和牛去勢の素牛(体重280kg前後)を取引市場や提携農家から仕入れ、その後20か月程度、サシが入って肉質が良くなる頃(体重700kg前後)まで肥育飼養したのち、出荷しています。
肉質を重視して飼料にビール粕を配合したり、整腸剤を与え腸内環境の維持に腐心したり、またクラシック音楽を聴かせて安らぎを与えたりと、良質な和牛の飼育を実践しています。
○堆肥製造事業
鶏や和牛を飼う上で生じる糞尿は、発酵化させて堆肥として出荷しています。
コンポストなどの発酵装置を使って、じっくりゆっくりと発酵させ、水分含有の少ない粉状の発酵堆肥が出来上がります。
出来上がった発酵堆肥は、袋詰め包装してホームセンターなどに出荷したり、近隣農家のみなさまに提供したり、または東南アジアに輸出したりと、その品質を高く評価されています。